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目次
サタノファニ 最新刊10巻のネタバレ
覚醒した千歌に耳を千切られた神崎は千歌が纏う雰囲気に飲まれようとしていた。
これまで神崎は多くの者を始末してきたが、目の前にいる千歌が穏やかな表情をしている事に理解できてなかった。
この間にも千歌は神崎をどのような手段で倒せるかの算段をつけていた。
そこへ小夜子が吹いた笛で駆けつけて船の船長とクルーが神崎を取り押さえるが、逆に海へと投げ込まれてしまう。
そしたら千歌は消火用の放水ポンプの水を神崎に浴びせ、それと同時にポンプの水を漏電している非常灯に浴びせる。
ポンプの水は海水なので電気を通しやすく、神崎は感電する。
因みに千歌はついさっき神崎が壊した飲料水のタンク付近におり、飲料水は真水なので海水よりは電気が通りにくかったので影響を受けなかった。
感電した神崎は気を失っていてそのまま海へと落下し、千歌の勝利となるが彼女も限界を迎えており、小夜子に抱えられた状態で女医の元へと向かう。
その頃、海水を飲んだせいで意識を取り戻した神崎は自分が千歌に負けた事を悟る。
そしたら神崎を食おうと鮫が襲い掛かるも逆に神崎が返り討ちにし、何時か千歌を始末すると言うのだった。
その頃、水野は自分の動きを封じている糸を力で引き千切ろうとするが逆に自分が傷つく。
霧子曰くポリエチレンという繊維をベースにした糸なので人間の力では破れないとの事。
水野は仁に自分を裏切ったのかと怒鳴ると、仁は今仁と言う名前を捨てたと、自分の名前は仁奈であり、水野を父親だと一度も思ったことがないと言い放つ。
一方、烏丸は美依那がばらまいた風船のせいで身動きが取れない状況にあった。
美依那はナイフを飛ばしていくが、烏丸は防弾チョッキを着込んでいるので効力が薄かった。
この状況下で烏丸は舌を出して上下に動かす事で周辺の匂いを自身の鼻に集める。
そしたら水野が危険な状態にいるのだけは理解し、周辺に人がいるかもしれないが水野を助けるためだと思って刀を抜いて風船を斬っていく。
しかし、美依那は手錠を次々と投げつけていく事で烏丸の動きを封じると同時に自身の過去を思い出す。
烏丸は昔警察公安部に所属しており、ヤクザの元に潜入捜査をしていた際にミスをしてバレてしまい、その時に両目の視力を奪われたがある能力を使ってヤクザ達を始末した。
しかし、両目を失った烏丸を警察は放逐し、途方に暮れているところを水野に雇われたのだ。
烏丸はある能力である全身の関節を外す能力で自分につけられた手錠から脱出し、しかも聴力も回復していて、すかさず水野を拘束してある糸を斬って彼を助けた。
水野は霧子に蹴りを喰らわせようとするが、仁奈が水野の攻撃から彼女を守った。
烏丸は美依那に刀による斬撃を浴びせようとするが、あやが駆けつけて美依那を守った。
更にカチュア、カレン、瀬里、真希が駆けつける。
戦いも激化する中、美依那は女医からの連絡を受けて1時間後に海上保安庁が来るからその前に水野を撃破するように言われる。
烏丸は自分と互角に渡り合っているあやを称賛すると、関節を外して普段よりの長くなった腕による突き攻撃を繰り出して、あやの腹部を刀で貫いた。
一方、水野に服を掴まれた真希だがナイフで服の一部を斬って脱出すると、彼の足に拳銃の銃弾を撃ち込む。
怯んだ隙に瀬里が水野の顔面に銃による連射を浴びせ、カレンは釘を打ち込んだベルトによる攻撃、カチュアはナイフによる投擲を水野に浴びせるが彼の命を奪うまでには至らなかった。
しかも逆に柔道の技をカレン達に喰らわせる。
仁曰く水野は柔道5段の実力者でツキノワグマを始末した事もあるとの事で、霧子は女医から話は聞いていたがこれ程とは思ってはいなかったので唖然としていた。
絶体絶命かと思われたが水野のモノを見たカレンはある策を閃いたらしいが、突然自らを慰め始める。
彼女から策があると聞かされて時間稼ぎを任されたカチュアだが、まさかの行動に驚いていた。
やがてカレンは自らの行動で出来た液を水野の目にぶつけて怯ませた隙に、彼を持ち上げて4階分の高さから彼を落とした。
しかし、水野は受け身をした事で無事だった。
そして霧子達は烏丸を始め、合流してきた楊、石黒、馬場と戦う事になった。
受け身をした水野だったが無傷ではなくハムストリングに違和感を感じており、烏丸達に霧子達を自分が階段を上り終えるまでに始末するように命じる。
あやは烏丸と再び戦い始め、霧子は楊と戦い始める。
カレンとカチュアは馬場と戦う事になったが、彼がムエタイの試合前に行う踊りであるワイクルー・ラムムアイをするもその隙に接近した瀬里と真希によって始末された。
しかし、その間に美依那は石黒によって拉致され、身動きが取れなくなっていた。
石黒が何故自分を始末せずに拉致したのか理解できない美依那を尻目に、石黒は自分にも美依那くらいの娘がいたと語りだす。
美依那は石黒の娘の演技をし始めるが、それは逆効果で石黒によって衣服を引きちぎられ、行為をされようとしていた。
石黒はかつて鍼灸師なので美依那にも鍼が刺さっているので動けず、彼のされるがままにやられていた。
美依那は石黒を楽しませたいから鍼を抜くように懇願し、石黒もそれを了承して鍼を抜くと自身のモノを彼女の胸に挟ませ、口に咥えさせる。
そして美依那は石黒を気持ちよくさせると同時に自分の部分を慰め始め、やがて石黒のモノから液が出て彼女はそれを飲むも不味いと言って吐き出し、密かに彼から拳銃を奪って突きつける。
だが銃弾が無かったので石黒は難なく美依那を抑えつけて、行為を再開して自分のモノを彼女の部分にいれたら血が出てくる。
最初は美依那が初めてだからだと思っていた石黒だったが、彼女から石黒の血だと言われて自分のモノを彼女の部分が抜いたら血が出ていた。
美依那は口で石黒を満足している隙に、石黒が抜いた針を自分の部分に仕込んでいたのだ。
形勢逆転したと言わんばかりに美依那は鎖で縛りつけて始末すると、自分の服を応急処置して皆の元に向かう。
その頃、女医の手によって応急処置を終えた千歌と小夜子は出撃していった。
そして霧子は楊の鋭くて速い蹴りを避けて防ぎながら、ワイヤーと同じ繊維で編み上げられた防刃を纏った拳の一撃を楊に浴びせてノックアウトさせる。
あやと烏丸の剣撃戦も激しさを増し、あやは懐に入りこんで一閃浴びせるが防刃ジャケットを身に纏っていた烏丸には通じなかった。
烏丸は刀を振り下ろすが、あやは素早い切り替えしで彼の右腕を切断し、合流した小夜子がサーベルで彼の顔面を貫いて始末した。
水野が階段を上り終えた頃には千歌達しか立っているものがいなかった。
命を落とした部下達に涙を流す水野に、千歌はお前も部下達のようになると言う。
水野はすかさず柔道技で千歌を抑え込もうとするが、彼女は手に持っていた小刀で水野の喉を斬りつけるも浅かった。
水野はヤクザキックを繰り出すも目の前にいたはずの千歌が消え、逆に彼女に蹴りを叩き込まれる。
千歌はまるでバレエみたいな動きによる攻撃を何度も水野に叩き込み片眼を傷つけて圧倒していくが、水野も怯むことなく拳を振るって千歌の小刀を叩き落とした。
千歌は瀬里、あや、真希から武器を受け取りながらの急所攻撃を水野に浴びせ、霧子からも糸を受け取ります。
それでも倒れない水野は千歌を掴んで投げ飛ばし、気絶した振りをしてガラス破片を手にしていた千歌に勝利への執念と能力について高い評価を与える。
小夜子は全員でかかろうと言うも、打つべき手は全て打ったが水野には通じなかったとカレンは言い、もうなすすべがないと言った空気になっていた。
そして彼女の頭を掴むと4階から突き落そうとし、千歌を助けようとする小夜子の攻撃も一蹴する。
邪魔者が誰もいなくなったので千歌を4階から落とすが、彼女は霧子の糸を水野の死角から巻き付けており、一緒に落ちようとしていた。
水野は落ちないように踏ん張るがこれまでのメデューサ達の攻撃や一回4階から落ちたせいで踏ん張り切れずに千歌と共に落ちる。
受け身を取られないように千歌は服でブレーキをかけて阻止し、水野は5点着地を試みようとします。
しかし、千歌は水野が着地する場所をポールにし、そこに思いっきり落下していくことで水野はポールに貫通する形になったのだ。
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サタノファニ 最新刊10巻の感想
天童組との長きに渡る戦いが終わりましたね。
誰も彼も手強い相手でしたが、特に水野はまるで人間じゃないと思えるほどの化け物ぶりで勝てないんじゃないかと思いました。
それでも勝てたのは千歌のおかげではありますが、その前に少しずつ水野にダメージを与えていた霧子達の攻撃もファインプレーだったんじゃないでしょうか。
次回は瀬里と真希の2人がメインの話になりますが、どんな活躍をするのか気になります!
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