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ギフト± 164話の漫画ネタバレ
「…特異事例」
曹達がいるタンカーの近くまでやって来たリュウは見張りが手薄になっている事に気づく。
大方、加藤が派手にやっているせいだと思っており、同時に気づかれる事なく侵入するには絶好の機会だと踏んでいた。
そしたら何らかの箱を見つけたリュウは驚愕な表情を浮かべていたのだった。
その頃、タンカーに侵入して真っ暗闇の中で、息を整えながら機会を探っていたのだ。
やがて予備電源がついたので、曹の部下達はいち早く加藤を見つけ出そうと動いていた。
そんな中、何者かの血痕の後を見つけたので加藤のものではないかと判断していた。
曹の部下達は負傷していたとしても仮にもプロの兵士だからと言って慎重に動き、とっくに命を落としていれば有難いとも呟いた。
そしたら何かが飛んできたので、彼らは手榴弾ではないかと思い込む。
やがて何かが地面に落ちるも、それは手榴弾ではなかった。
その隙に出てきた加藤が部下達をマシンガンを使って一瞬で始末した。
しかし、タンカーに突入した際に負傷していて血を流しているせいか、意識が少し朦朧となっていた。
(これ以上血を失うのはまずい…イチかバチかではあるが桜田瑞希が私の予想通りに動けばまだ勝ち目は―――)
と加藤は思っていると、背後にいた曹の部下に殴られて気を失ってしまう。
その際、翁との会話の事を思い出していた。
その時の加藤はベッドの上にいて、何らかの手術を受ける状況にあった。
加藤は翁を助けるために銃撃を受けて肝臓を負傷し、翁はせめてもの償いのために自分の肝臓を移植させようとしていたのだ。
しかし、その肝臓は自然のものではなく、この手術を受けるのは加藤が初めてで、しかもその手術は臨床研究も治験もない人体実験みたいなものだった。
引き返すなら今だと翁は警告したら、加藤は既に覚悟を決めていてそれと同時にどうして人体実験でも治療法がなければ受ける患者は他にいるのにどうして自分なのかと尋ねた。
そしたら翁は君が特別だからと答えたのだった。
それと同時に加藤が目覚めると椅子の上に載っていて、上半身裸で両腕は拘束されており、左腕には血が注入されていて、お腹には手術跡があった。
「あ 気がついた!?よかった!!もう意識戻らないかもって思っちゃったよ」
と愛怜(アイリン)は言う。
加藤はこれはお前がやったのかと聞くと、愛怜(アイリン)はそうだと言って体内にあった爆弾も取り除いたとも言うのだった。
愛怜(アイリン)曰く出血が酷かったから念のため調べたらあったとの事で、本来なら自分の体内の爆弾を仕込んだから発狂するのにしなかった加藤を褒めていた。
そこへ曹がやってきて、加藤が自ら命を絶つのを防いだのだから礼くらい言ったほうがいいと言うのだった。
加藤はまだイチかバチかの可能性は潰えてないという理由で、時間稼ぎを始める。
愛怜(アイリン)は血を失って弱っているのに元気な加藤を化け物と評し、加藤は愛怜(アイリン)のほうが化け物だと言い返した。
そう言われた愛怜(アイリン)は笑みながら、それは環と同じって事と聞くと加藤は驚愕の表情をする。
そして曹は愛怜(アイリン)は環を目指して造られた人間だと説明し、環に近づくにはまだ愛怜(アイリン)は完璧ではないと評していた。
「加藤君…だからこそ我々には君が必要なんだ…」
と曹は加藤の顎を掴みながらこのように言うのだった。
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ギフト± 漫画164話の感想
見た感じ、加藤は絶体絶命ですね。
現状況では逃げ切るのはほぼ不可能なので、残る可能性のために時間を稼ぎ始めた感じがします。
そして今回の話で、曹はタンカーや部下達に被害を与えたのに加藤を始末せず、むしろ自分達側に誘っているように感じます。
この事から曹は加藤から環の事を聞き出して、今の愛怜(アイリン)に足りないものを埋めて、環を超える存在にさせようとしているんだと思われます。
彼の思惑が上記の通りか否かは次回で明らかになると思われます。
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